
スウェーデンのロック野郎、THE HELLACOPTERS が結成されたのは1994年のこと。ドレゲン(G)が在籍する BACKYARD BABIES と ニッケ(Vo/G) が在籍していた ENTOMBED が、’91年にストックホルムのフェスティヴァルに出演した時に、共に KISS の大ファンだということで意気投合し、新たなプロジェクトを始める
話に発展したのがそもそものキッカケでした。
1991年に知り合った2人は’94年、ケニー(B)、ロバート(Ds)というメンバーとともに、新聞記事に出ていた THE HELLACOPTERS の見出しからバンド名をとり、活動を開始。
1996年6月、1stアルバム『SUPERSHITTY TO THE MAX! 』を発表すると、イギリスの Kerrang!誌、ドイツの Metal Hammer誌などで大きく取り上げられ、
彼等の存在はヨーロッパのロック・シーンへ浸透していくようになりました。その後、この作品はスウェーデンのグラミー賞的アワードで賞を受けるなど、予想以上の 評価を獲得する一方で、
彼等自身も THE HELLACOPTERS としてツアーを行い、1997年6月にはKISSのスウェーデン公演の前座を務めるなどしました。
1998年1月に日本では、1stアルバムと2ndアルバムが同時リリースされ、この頃ニッケが THE HELLACOPTERS に専念するために ENTOMBED の脱退を表明。
その後順調に活動を続けていた彼等でしたが、ドレゲンが自分のバンドであるBACKYARD BABIES の活動が忙しくなったため、同年4月 に脱退。
その後幾度かのメンバー・チェンジを行い、1999年5月にピアノのアンダース・ボバ・リンドストロームを正式メンバーに迎え、サード・アルバム『GRANDE ROCK』を発表しました。
このアルバムに伴うツアーからロバート・ダールクヴィスト(G)が加入、メンバーが固定され、その後3枚のアルバムをリリース、
これまで3度の日本公演を行ってきた彼等でしたらが、2007年解散を表明しました。
2008年2月にラスト・アルバムとなる通算7枚目のアルバム『ヘッド・オフ』をリリース、10月には地元スウェーデンのストックホルムで解散ライヴを行い、その活動に終止符を打ちました。
その後、ライヴで何度か再結成してきた彼等でしたが、2022年4月、ニッケ、ロバート、ボバの3人に、初期メンバーのドレゲンを加え完全復活、14年振りのニュー・アルバム『アイズ・オブ・オブリヴィオン』をリリースします。
THE HELLACOPTERS are :
ニッケ・アンダーソン(NICKE ANDERSSON PLATOW) : LEAD VOCALS,GUITARS, BASS, PERCUSSION
ドレゲン(DREGEN) : GUITARS, BACKING VOCALS
ロバート・エリクソン(ROBERT ERIKSSON) : DRUMS, BACKINGVOCALS
アンダース・ボバ・リンドストローム(ANDERS "BOBA" LINDSTROM) :KEYBOARDS, GUITARS
****release information****
2022年4月1日リリース
●「アイズ・オブ・オブリヴィオン」(原題:EYES OF OBLIVION)
/ QATE-10137/定価¥2,640 (税抜価格¥2,400)
/ 歌詩、対訳、解説付
2008年に解散した、スウェーデンのロック野郎、ザ・ヘラコプターズ。中心人物のニッケは、その後インペリアル・ステイト・エレクトリックやルシファーといったバンドで活動を続けていますが、
ここにザ・ヘラコプターズを再結成して14年振りの新作(通算8枚目)をリリースします。
メンバーは、ニッケ、ロバート、ボバの3人に、初期メンバーのドレゲンが復活。ライヴでは、ニッケとインペリアル・ステイト・エレクトリックで
共に活動しているザ・ダットサンズのドルフが参加しています。バンドが結成された当時から現在までのすべてが集約されているという本作は、
ニッケ曰く、「ハイ・エナジーでプレイされるロックン・ロール」とのこと。
ニッケがドラムで参加しているルシファーのヴォーカル、ヨハナが、バッキング・ヴォーカルとしてゲスト参加。哀愁のロック・ナンバー満載、充実の復活作です。
日本盤ボーナス・トラックとして、5曲追加収録(そのうち4曲はカヴァー曲)します。
◆本作参加メンバー◆
ニッケ・アンダーソン(NICKE ANDERSSON PLATOW) : LEAD VOCALS,GUITARS, BASS, PERCUSSION
ドレゲン(DREGEN) : GUITARS, BACKING VOCALS
ロバート・エリクソン(ROBERT ERIKSSON) : DRUMS, BACKINGVOCALS
アンダース・ボバ・リンドストローム(ANDERS "BOBA" LINDSTROM) :KEYBOARDS, GUITARS
ADDITIONAL MUSICIANS :
CHIPS KIESBYE : BACKING VOCALS
JOHANNA PLATOW ANDERSSON: :BACKING VOCALS
****トラックリスト****
1. リープ・ア・ハリケーン (REAP A HURRICANE)
2. キャン・イット・ウェイト (CAN IT WAIT)
3. ソー・ソーリー・アイ・クッド・ダイ (SO SORRY I COULD DIE)
4. アイズ・オブ・オブリヴィオン(EYES OF OBLIVION)
5. ア・プラウ・アンド・ア・ドクター(A PLOW AND A DOCTOR)
6. ポジティブリー・ノット・ノウイング(POSITIVELY NOT KNOWING)
7. ティン・フォイル・ソルジャー(TIN FOIL SOLDIER)
8. ビガイルド(BEGUILED)
9. ザ・プレッシャーズ・オン(THE PRESSURE’S ON)
10 トライ・ミー・トゥナイト(TRY ME TONIGHT)
日本盤ボーナス・トラック
11. ドント・ホールド・オン(DON’T HOLD ON)
12. エリナー・リグビー(ELEANOR RIGBY)
*The Beatles カヴァー曲
13. サーカス(CIRCUS)
*String Driven Thing カヴァー曲
14. アイ・アム・ザ・ハンテッド(I AM THE HUNTED)
*GBH カヴァー曲
15. アイ・エント・ノー・ミラクル・ウォーカー
(I AIN’T NO MIRACLE WORKER)
*The Brogues カヴァー曲